歯周病とは磨き残しによる歯垢(プラーク)が固まり、歯石となることで細菌が増殖し、歯茎を腫脹させたり歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。適切なブラッシングだけでは全ての歯垢を除去する事は困難です。歯に違和感を感じたら更なる症状が出る前に早めに歯医者に行くこと、定期健診で経過を観察し健康な歯を維持することが大切です。

歯周病と聞くとある程度年齢を重ねてから発症するイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実は30代の3人に2人が歯周病予備軍と言われています。最初のうちは歯茎から出血する程度ですが、症状が進行すると「歯茎が下がり歯が抜ける」「歯茎から膿が出る」などむし歯と同じくらい危険な病気なのです。

- 歯磨きの時に血が出る
- 硬いものが嚙みにくい
- 口のネバつきが気になる
- 口臭が気になる
- 歯肉が黒い
- 歯がグラグラする
- 歯茎が腫れている
- 歯と歯の間に物が詰まりやすい

歯周病菌に含まれる炎症物質により、脳血管が詰まりやすくなり脳卒中や認知症のリスクが高まります。






歯周ポケットが3mm以下の歯周炎の段階であれば適切なケアによって治療することは可能です。しかし、歯周病が進行すると口の中だけでなく、全身にまで様々な悪影響を及ぼしますほか、歯周外科手術が必要となります。
プローブと呼ばれる歯周組織の状態の検査に使用される器具で歯周ポケットの深さを測定していきます。目安としては3mm以下が正常、3~4mmが軽度、4~6mmが中程度、6mm以上の深さがある場合、重度の歯周病と言われています。軽度であれば適切なブラッシングで改善も可能ですが、重度の歯周病にまでなると 改善には歯科でのケアが必要となります。

歯垢(プラーク)やブラッシングでは取れない歯石をスケーラーという専用器具で取り除いていきます。痛いイメージを持つ方も多くいらっしゃるかもしれませんが、健康な歯肉の場合は痛みを感じませんので、歯肉の改善とともに痛みもなくなっていきます。

歯周病が進行し、重度にまでなると器具が届かず歯石除去が出来なくなります。その場合、外科手術による治療が必要となります。手術は大きく分けて2種類あり、フラップ手術(歯茎を切開し、歯石を直接取り除く手術)、歯周組織再生療法(歯周病によって崩れた土台を作り直す手術)があります。

同一世帯で年間(1/1~12/31)で支払った医療費の総額が10万円を超える場合、医療費控除を受けることが可能です。
セラミック等の補綴・審美・インプラントなどの診療は自費治療ですが医療費控除の対象となりますので、税務署へ確定申告を行うことで所得税の還付や住民税が軽減されます。
支払った医療費の合計-保険金や給付金で補填される金額-10万円※総所得200万円以下の場合、総所得金額の5%=医療費控除額(最大200万円)

- 確定申告書
- 医療費控除の明細書
- 健康保険の医療費お知らせ
- 給与所得の源泉徴収票
- 医療費の領収書
詳細は国税庁HPをご参照ください
