世界中で約50種類のインプラントシステムが販売されており、いくつかの治療方法があります。当院では、世界的に最も信頼されている2回法の骨内インプラント(ノーベルバイオケア社製)治療法を行っております。
チタン製の金属です。医療用金属材料として医科領域で最も多く使われているものです。
生体内に埋入する医療用材料で最も安全なものです。ただし、金属ですのでアレルギー反応を起こす患者さんもおられます。
また、他の金属アレルギーの発症と比べ1/10000~1/100000あるいは、もっと少ないといわれています。 生体内に入ったチタンは酸化チタンの膜で覆われ、患者さん自身の遺伝子の命令により、特殊な蛋白質が出現し3倍程堅い骨になることが証明されました。(UCLA:小川准教授)
インプラントは直接骨とくっついています。この状態を維持することがインプラントでは重要になります。
過去10年以上前に使われていたインプラントの中には、骨とくっつかないものがあり、このようなインプラントは、健全な歯とブリッジのようにつないでやる必要性がありました。
今は、そのようなインプラントシステムは使われておりません。
普通の歯で言う歯根膜という膜のもと、歯の神経(歯髄)がないため咬む力の度合いを感知したり、衝撃を受け止めたりできません。
そのため直接、噛んだ力は骨に伝わります。噛み心地が普通の歯と若干違ったり、逆に噛み過ぎたりする場合があります。
大きく分けると2つの方法があります。1つは、ご自分の歯と同じように1本1本歯を作る場合と、2つ目は、取り外しの入れ歯をインプラントの上に載せる場合です。
見た目にも普通の歯と同じです。お手入れも普通の歯と同じようにしていただきます。
主に総義歯の患者さんに行うものですが、2~4本のインプラントを骨の中に埋め、そのインプラントに磁石などのアタッチメントという特殊な装置を付け、入れ歯がくっつくようにするのです。
そのため、入れ歯を小さくして、話し易く、食べ易くすることが可能です。