全ての年齢の患者さんに適応されます。外傷、歯槽膿漏、虫歯、その他の病気によって一本以上歯が無くなった患者さん、取り外しの入れ歯を使うことができない患者さんのために、有効な治療です。
但し、全身的健康状態(高血圧、心疾患、糖尿病、骨粗しょう症、貧血などの経験がない)が良く、残っている歯の治療を必要としない(特に歯槽膿漏がない状態)場合は、すぐにインプラント治療を始めることができます。
実際に診察を受けていただければ、お話を伺い、ご相談し、ご希望に即したインプラント治療内容をご提示します。
前もって内科的な治療を受けていただき、検査結果が正常値であればインプラント治療は可能です。当院でも事前に採血をさせていただき、血液検査をおこないます。
喫煙によるニコチンの摂取が、手術の傷口が治らない、インプラントと骨がくっつかなくなるという原因を作ってしまうのです。これは、多くの研究により証明されました。そのため、インプラント治療のために出来るだけ禁煙をお願いしています。喫煙により手術の成功率が下がる事が報告されています。
喫煙の悪影響は、歯槽膿漏の治療においても指摘されていますし、多くの研究により証明されました。これは、インプラント治療に置き換えると、インプラントで噛むようになった後、手入れが悪く普通の歯で言う歯槽膿漏と同じような病状が起こった場合、喫煙されている患者さんでは、進行が早く食い止めることが困難になる場合があります。
お口の中はひとつの器ですので、残っている歯に歯槽膿漏、噛み合わせの異常、その他の歯肉(歯ぐき)、頬粘膜(ほっぺた)、舌(べろ)などの病気があればインプラントもその影響を受け早くだめになってしまう場合があります。そのため、お口の中に異常がある場合は、インプラント治療の前に出来るだけ治すようにします。